君の街の青い空 10/15 名古屋トークレポ

2022-10-15
名古屋 BL Cafe
昼夜2回公演

東山線「今池」駅、出てすぐ、ボトムラインのお隣。BL CafeはBottom Lineの系列店というだけなので、ボーイズラブとは関係ないです。

2019年以来の木根さんソロツアー。
THANK YOU SOLD OUT !!

木根さんライブの醍醐味は何と言っても、この距離感。ありえないくらいの近さ。

この日のお召し物はTシャツに黒シャツ、短めのスキニーなパンツに黒のスニーカー。足首やくるぶしのあたりが素足でスタイリッシュな印象。

それでは、セトリとトークレポ。
トークはおもしろかったところを中心に、昼と夜で似たような話だったところや前後したところはまとめたり。一応セトリと一緒に流していきますがトークの位置は正確ではないです。

OP 傘がさせない

開演待ちのBGMが「傘がさせない」に変わる。
曲が終わったタイミングで木根さん登場。

「笑神様」という番組から生まれた曲。
芸人さんが即興で繰り出す詞に、僕が即興でメロディを付けるという企画で。駅弁を売るような箱を首からぶら下げて、おもちゃのキーボードを乗せて。そこで「木根リススルー」というフレーズが生まれた。何かというと、リス園でロケをしていてリスがチョロチョロしていて、僕と目が合ったからこっち来るのかなと思ったらスーッと通り過ぎてしまった。その様子を見て、ロバートの秋山くんが「木根リススルー」をラップっぽく歌った詞に曲をあてた。後日ちゃんとオケをつけて作品として完成させたよ。ただ、芸人さんや番組も関わって作った曲だから、詞をそのまま使うわけにはいかなくて、詞は自分用に書き直した。僕なりのラップ。

M1 斉藤くんの詩

どうして「斎藤くんの詩(うた)」というタイトルなのか説明しないといけない。
ついてくれてたローディーに斉藤くんっていう人がいて、だいたいローディーさんは20代くらいの若い人が多かったりするんだけど、斎藤くんは50に近くて、結婚されて、子供さんもいる。斉藤和義くんに似てて、すごく雰囲気がある。「自分では歌うの?」って聞くと「いや、歌いません」
「ギターは弾く?」って聞くと「いや、弾きません」すごく雰囲気があるのに演奏しないのモッタイナイねというと、「詞は書きます」って。で、俺もよせばいいのに飲みの席だったから気が大きくなっちゃって「じゃ、詞を持っておいでよ。俺が曲をつけるよ」って言っちゃった。そしたら、それから少ししてまた仕事が一緒になった時に本当に詞を持ってきて。すごく長い詞だったのをまとめさせてもらって曲をつけて、斎藤くんが書いた詞だったから「斎藤くんの詩」というタイトルにしました。人の名前が入ってるのがフォークっぽくて気に入ってます。TMではありえないからね。かぐや姫に「田中君じゃないか」っていう曲があるんですけど、何でもない曲なんです(さわりを歌う)街を歩いていたら声をかけられて、振り向いたら「おぉ!田中くんじゃないか!」っていう曲。

M2 不思議な言葉

この会場は楽屋が個室じゃなくて、袖のすぐ外にカーテンで仕切ってあるだけで会場ととても一体感がある楽屋。それで思い出してた。「あー…そういえば名古屋のお客さんって開演前いつもうるさかったな」って。全国いろいろ回らせてもらってるけど、他のところは開演前だいたい静か。なぜか名古屋だけいつもうるさい。別にいいんだよ?名古屋はお友達同士で来てる人が多いのかな?ここに来てから隣の人とお友達になるのかな?TOKUZOっていうところもカーテンがあるだけの楽屋だったから、あ、名古屋はそうだったなって思い出してた。会話の内容もわかるくらい聞こえてることもあるよ。「あ、そうなんだ…へぇ…」って思いながら聞いてる。

今回、ソロになってから初めてやらせてもらっていることなのですが、1曲目と2曲目はデータを流して、それに合わせて演奏するっていう。TM NETWORKみたいな感じで。TMでは小室さんが作ったすごいデータにすごい演奏を合わせて、それにウツが歌を乗せてって…というのとはずいぶん雰囲気が違うかもしれないけれど、原理はTM NETWORKと同じです。

今回のTMのライブに来てくれた人いる?
3人しかいないから俺がどれだけ大変だったか!!!わかってくれる!?リハーサルに入る1ヶ月くらい前に小室さんから連絡があって、「今回はギターがいないから、ここはギターで弾いてほしい」とか「この曲のここは押さえておいてほしい」とか。「いやいやいや!そんなフレーズ弾けないよ!」って言ったんだけど、「そこは練習してほしい」って言われて毎日練習しました。でも楽しかったです。これまではパントマイムやれだの、空を飛べだの、駅員をやれだの、そういうことばっかり要求されてきたから。今回は音楽的な要求がたくさんあって。音楽って楽しいなと思いました。

俺は「カラオケ」だと思ってるんだけど、カラオケっていうと怒られちゃう。「パソコンから出してるんだからデータ!」って。だからデータだそうです。

昔はTMの曲を作るのに時間がかかってね。GIRLFRIENDとか10時間くらいピアノの前に座ってた。映画のエンディング、宮沢りえちゃんのすごくいいシーンでかかる曲だから頼むよ!って言われて、すごく頑張ってたし、背伸びしてた。今はもう頑張りたくない。今はサラ~ッとは書きます。アルバムに入れるためのコンペに出すとか、オリコン1位を目指そうとか、そういう競争の日々はもう終わり。時代に乗るような曲はTM NETWORKさんにお任せする。TMの曲ってなったら、それはそれなりに頑張るけど、自分の曲は10代の頃に戻ったような気持ちで作ってて、1分でできちゃう曲とかもある。この「不思議な言葉」もすぐできた曲で、曲はできてて詞をどうしようかと思ってた時に宅急便が来て。ピンポーンって鳴ったような気がしたけど、ヘリコプターが飛んでて鳴ったのかどうかよくわからない。念のために玄関に出たら宅急便が来てて、重そうな荷物を持って青年が立ってた。そこでお互い交わした「ありがとうございます」という言葉。そのまんまなんですよ。

M3 ONE DAY AND NEW DAY

この曲は広瀬香美さんが気に入ってくれて。あの人は僕のことを「キネキネ」って呼ぶんですけど、ある日、広瀬さんから留守電が入っていて「キネキネ!アルバム聞いたよ!ONE DAY AND NEW DAYすごくいい!これすごい好き!♪IN MY LIFE~」って留守電にサビを歌って入れてくれてたことがあります。

M4 君からのエアメール

湾岸戦争の頃に作った曲で、今歌わなくていつ歌うんだという思いがあって歌いました。

昼の部:M5 ひかり桜(旭丘高校ボート部に捧ぐ)
夜の部:M5 清らかな水の町で

それまでレコード会社からの意向や依頼で曲を作ってきたのが、インディーズになって好きに作れるようになって。そんな時に、水難事故で亡くなってしまったボート部の息子さんの曲を作ってほしいという話があって。初めて、そういう形で依頼を受けて、取材をして作った曲。名古屋の方だったから、名古屋のライブには来ていただいたり、春になると桜の写真を送っていただいたり、そこからいろんな人と出会えた。その曲を依頼してくれた山下さんが亡くなられて。追悼の意味を込めて歌いました。
SOPHIAのライブに行きました。
都くんと仲が良くて、奥さんの久宝留理子さんと一緒にTMを見に来てくれていたので、今度は僕がSOPHIAの復活ライブに。TMはMCもなくて2時間弱くらいだけど、SOPHIAはめちゃくちゃMC多いし、全部で3時間40分くらいだった。でも、松岡くんのMC面白いし、活動休止してる間の思いとかすごくイイ話もたくさんあって。この年齢になると、周りで亡くなる人が出てきてるって話があって、僕もそうだったから。今まで一緒にやってきたミュージシャンがもう何人も亡くなってる。スピードウェイでずっと一緒になってきた岩野くんが7月に亡くなったり。MCで松岡くんが「早くに亡くなってしまった人たちは、きっと『お前らはいいよな。泣いたり笑ったり、悲しんだり苦しんだりできていいな』って思ってるんじゃないかという話をしていて。ホントだなと思って。こうやってライブをやらせてもらえる状況はとてもありがいたいこと。

昼の部:M6 Love goes on
夜の部:M6 彼方より

TMは名古屋に縁があるけどスピードウェイも名古屋に縁がある。
名古屋にはARIAっていうギターを作ってる荒井貿易という会社があって、そこの社長さんによくお世話になった。名古屋で開催されたコンテストに審査員として呼んでもらったりとか、曲作りの合宿をするために使っていない別荘みたいなのを社長さんが貸してくれたり。お風呂がなくてね。みんなで銭湯に行ってたのを覚えてる。応接間にシンセを置いて、亡くなった岩野くんにギターを弾いてもらって曲を作ってた。TMでデビューしてからはいろんなギタリストと一緒にやってきたけど、それまでの10年くらいは岩野くんのギターでやってきたから。
TMでデビューしてからはスピードウェイの話はしちゃいけないってことになって。「過去は消すんだ」って言われて。ひどくない?それでも見つけちゃう人はいるから「実はTM NETWORKは以前こんなバンドでした」ってメガネもサングラスもしてないロングでカーリーヘアの写真がテレビに出ちゃったりして。そこからはもう解禁になったけど。

夜の部:M7 こぶし
昼の部:M7 Close to the Night

ソニーのTwitterアカウントが木根尚登の好きな曲でアンケート取る企画をやってくれて。ビックリしたんだけど、TMの「夏の終わり」?そういう曲あるの!?あ、あるんだ。そうかぁ。記憶があやふやな時期があって。たぶん「スピードウェイ」ってアルバムを出した時に小室さんから「木根、今回は曲をたくさん書いてほしい」って言われて、その頃に作った曲があまりわからない。NナントカとかTEENナントカも多分その頃の曲だよね?自分の曲なのに、タイトルもわからない。

ウツが自分のライブで歌ってくれてたって話も聞いて。あれ?ウツ歌ってた?ウツのライブに行ったら、自分の曲をやってくれた時は「あ!歌ってくれてる!」っていつもわかるんだけど、その曲をやってくれたライブには行ってないのかな。記憶にない。

Melodyを挙げてくれてる人もいて、「浅香唯さんのライブに行ったら歌ってました」って書いてくれてて、今も歌ってくれてるのがわかってうれしい。初めてオリコン1位が取れた曲。企画の意図とちょっと違うと思うんだけど、「あまり知られてない曲」とか「知る人ぞ知る曲」を挙げてる人もいて。声優さんに提供した「セレツネワ」とか。あれは自分でも「すげぇイイ曲ができた」と思ったから覚えてる。tohkoさん、天方直美さんや大賀埜々さんの曲を挙げてくれてる人もいた。

「Fallin’ Angel」を挙げてくれてる人も多かった。
あの曲は小室さんにポンとオケを渡されて、「木根、これにメロディ付けて」って。ひどいでしょ?あと、あれもひどかった。「REASONLESS」。あれ、TMでは1回もやってないよね。月曜日から金曜日までの歌。あれもオケが全然わからなくて、どこがサビでどこがAメロなのかわからない。それでも何とかメロディを付けてブースに入って仮歌を入れたら、「木根、ダメだよ。間奏に歌を入れたら」って。「はあぁぁぁっ!?」

「80’s」も印象に残ってる。「CMが決まったから15秒だけ作って」ってまず言われて、15秒バージョンと30秒バージョンだけ作って送ったら、それからだいぶ経ってから「レコーディングするから全部作って」「ロスのスタジオに来て」って。そんな遠いところまで行けないよ…って言ったんだけど、結局行った。今となってみれば、すごい経験だったけど。ハリウッドの高級住宅街にある豪邸なんて、そうそう行く機会なんてないし。「来て」って言っときながら小室さんはいなくて「スタッフが待ってるから2人で作って」って。で、行ったらマニュピレーターさんが1人ポツンといて、「木根さん来てくれてよかった!もう何日もずっと1人だったんです」って。「こんな大きな家に1人だったの?怖くなかった?」「怖いですよ~。庭にすごい大きな鳥が来たりするし」。でも、大変な思いをして作った曲はちゃんと伝わるのか、この曲を好きって言ってくれる人多い。すごくお金がかかってるし。高速で都内のスタジオに行って作るのとはワケが違う。

もし、来年もこういう形で1人で回れるツアーができたとしたら…もしできなかったらゴメンね。提供した曲だけで、ピアノでツアーを回れたらと思ってます!

なんで俺がASAYANのコーナー司会だったんだろうね???
あの頃は番組のおかげで若い人たちにも人気あったけど、女性アイドルの人と出てることも多かったからその人たちのファンから「お前、調子乗ってんじゃねーぞ」ってメールが来たりもした。

1ついい思い出がある。有名な洋楽バンドのライブを観に行くっていうロケがあって、「中森明菜さんと観てください」って。「えっ!?中森明菜ちゃんなの!?やったー!!」と思ったら「ただ…明菜さんは気分的に難しいところがある人なので『もしいらっしゃったら』なんですけど」。「え?仕事なのに来ないとかあるの?」。でも当日はちゃんと来てくれて、まず「すみません、一緒に写真撮ってもらってもいいですか?」って言っちゃった。すごくいい人だった。一緒にライブを観て、たくさんお話をして、すごく楽しかった。ASAYANイチの思い出。

昼の部:M8 音色
夜の部:M8 きのうの夕ひ

TMのライブには行ったことあるけど、僕のライブに今日初めて来たっていう人います?

客席:(いらっしゃったっぽい)

大丈夫ですか?驚いてない?
こんなにしゃべると思ってなかったんじゃない?

ユンカースは元は小室さんが飼っていた犬で、大谷さんが育てるようになって。大谷さんはずっとミニチュアシュナウザーと関わり続けてる。全国から飼い主さんが集まるイベントをやったり、ドッグレースに出たりしてる。僕は僕で、ユンカースがアニメになったり映画になってりする度にプロモーションでいろんなところに行ってユンカースの話をすると、必ず最後に「で、木根さんは何を飼ってるんですか?」って聞かれる。「僕は飼ってないんです」っていうと「え?飼ってないんですか!?」って驚かれる。一番驚いていたのはACCESSのHIRO。犬が大好きみたいで犬の話が聞きたかったみたいで、僕が飼ってないって言うと絶句してた。ペットが飼えないマンションだった時期があって飼いたくても飼えなかった。去年、ようやくシュナウザーが飼えるようになりました。大谷さんからのつながりで譲ってもらいました。飼えるようになったら「何飼ってるんですか?」って誰も聞いてくれない。

年を取ってくると、地域に貢献しなきゃいけないなという気持ちが芽生え始めて。今、自治会の役員をやってます。順番で回ってくるし、いつかはやらないといけないから。最初に担当を決める集まりがあって、やることが少なそうな担当ほど人気があって争奪戦に。”副理事”のところを見るとやることの中に「餅つき大会の進行」とか「理事会の司会」って書いてある。あ、これ俺っぽいなと思って立候補したら他に誰もいなくて副理事になりました。自治会にはいろんな苦情が来る。それを1つ1つどう対応するか決めていかなきゃいけない。結構大変なんだよ。大きな木があって、「虫が落ちてくるから切ってほしい」って言ってくる人と「あの木は夏は日除けになってるから切らないでほしい」って言ってくる人とか。公園の掃除をお願いしている外部の業者さんがいるんだけど、年配の女性が1人で木枯らし紋次郎みたいなカートに掃除道具を乗せて掃除をしてくれてる。ある時、そのカートが壊れちゃって、俺のところに「木根さん、新しいカートを買ってきたので組み立ててください」って来た。俺はプラモデルもちゃんと作ったことがない。俺の不器用さをこの人は知らない。どうしよう…と思いながらも説明書を見ながら、なんとか組み立てた。で、それを使ってくれてるのを見かけるとすごくうれしい。「あれ、俺が作ったんだよ」って言いたくなる。

ウチの親父が水道屋をやってた頃は、日本が全国的に水洗トイレに替えてた時期だったから水道屋はすごい儲かっていて、ウチの親父は外車に乗ってた。雇ってる職人さんもたくさんいて。バイトでたまに手伝ってると工事に行く先々で職人さんが「あそこの団地は俺がやった」とか「このウチは俺がやった」って言うわけ。言いたくなるっていうのがようやくわかった。「あのカート、俺が作ったんだよ」って。

昼の部:M9 四ツ谷ロマン

(イントロを弾き始めたのに途中でやめて)
あ、ちょっと自慢話していい?この曲のイントロでも使ってるこの弾き方、TMのぴあアリーナのソロコーナーでもやった僕の得意技なんだけど、なんでよくやってるかっていうと押尾コータローくんに褒められたことがあって。一緒にイベントをやった時に「木根さん、それカッコイイっすね」って言われてから、もうずっとこれやり続けようと思って。

M10 ノックは3回

M11 空につづくロマンティック

M12 REMEMBER ME?

僕の曲でアップテンポの限界をお届けしました。
泉谷さんだったら最後にわざと弦を切って終わってるところ。あの人、あんなキャラだけど本当はすごくいい人で。泉谷さんっていうとラジオのゲストに来てくれた時のことをよく思い出すんだけど、僕のラジオなのに「オゥオゥ、小室哲哉はどこだ!?」って叫びながら入って来て。「ウチの娘がよぉ!TMがよぉ!大好きなんだよぉ!」って。

今日は、ここに書かれてる時間配分と時計を気にしながら「まだ話せるかな」とかやってるけど、50本ツアーをやってた頃とかは時計なんて見なくてもピッタリ2時間で終わってた。

ウツはね、すごく2時間にこだわる。TMもそうだし、自分のライブもそうなんじゃないかな。こないだから始まったライブに行った人いる?2時間弱じゃなかった?

客席:(頷く)

でしょ。ウツは2時間にすごくこだわる。絶対に2時間を越えない。みなさんはもっと長くやってほしいと思うだろうし、長ければ長いほどいいって思うかもしれないけれど、ちょっと物足りない…また観たい!…っていうくらいがちょうどいいとウツは思ってるんじゃないかな。

もし5時間くらいやってもみんな来る?

客席:(拍手)

スターダストレビューの根本要さんが、トークが長いからすごくライブが長くなっちゃう人で、どうせ長くなるならって丸一日ライブをやったことがあるって。野外で、周りに屋台をたくさん呼んで、途中でお客さんはゴハンを食べに行っちゃったり、また戻ってきたり。俺もそういうのやってみようかな。

では、次の曲は…「DRAGON THE FESTIVAL」です。

(2フレーズくらいやる)

客席:(テンションが上がる)

みんな、正直だねぇ、、、拍手の圧が全然違う!僕の曲でもそれくらい拍手してほしい!

僕のライブではみんな座ってるけど、TMでは最初から立ってるでしょ?
俺は最初からずっと座って観る派。こないだB’zに行った時もずっと座って観てたし、Kinki Kidsの堂本くんの方…あ、どっちも堂本くんか。ミュージカルをやってる方の堂本くん。知り合いがギターを弾いてるから観に行ったけど、ずっと座って観てた。一応ね、他にも座ってる人がいるかどうか確認して座ったまま観てるけどね。知り合いが長渕さんのライブに出るって聞いたから観に行こうと思って連絡取ったら、「木根さん、最初から最後までずっと立って観れます?座ってたらダメなんです」って言われて。たとえ後ろの方でも、関係者席でも座ってる人を見つけたら、曲の間とか間奏とかで袖に行って「あそこの関係者席で座ってるのは誰の関係者だ?立ってもらってこい」って言うらしい。
ちょっとお茶飲んでいい?
1人でやってるとこれが大変。お茶も飲めない。TMはね、ウツが歌ってる時はみんなウツを見てるし、ウツが歌ってない時でもだいたいみんなウツを見てるから、どうせ誰も見てないしと思ってガンガンお茶が飲める。そういう意味ではTMはすごくラク。1人でやるとみんな俺を見てる。お茶を飲んでるところも見られちゃう。地方で電車移動があったりすると、僕とウツと小室さんとマネージャーとで向かい合った4人席に座ることがあって。窓の外を見ると、みんなに横顔を見られてよく「木根の口は鳥みたいだな」って言われた。で、だいたい僕とウツが隣で、向かいに小室さんとマネージャー。僕はすぐ足が痛くなるから「ちょっとゴメンねー」って足を伸ばして2人の間に置かせてもらう。そしたら小室さんがどこからか持ってきた新聞紙で俺の足を包むの。「なんか臭そうなんだもん」って。あのね、一言だけ切り取って、「木根さんがこんなこと言ってた」ってSNSに書くのはやめてね。悪意があるように受け取られちゃう時があるから。悪意ないでしょ?書くなら全部説明して。で、「木根さんに悪意はないです。むしろ愛してると思います」って書いておいて。

氷川きよしくんのご自宅にお邪魔する機会があって。
家にTMや俺のREMEMBER MEのアルバムや小室哲哉プロデュースとか久保こーじプロデュースのCDまであった。田辺晋太郎くんっていう「初代コメットさん」のご子息もTMが好きって言ってくれてて、REMEMBER MEをすごく好きでいてくれて、あまりに好きで学校の課題で「自分の好きなもの」を作文にする課題の時にREMEMBER MEについて書いてくれたらしい。でも「先生に怒られたんですよ」って。「神無月っていうのは10月のことで、空を見上げて出てる月のことじゃない」って。
僕はすごいギタリストでもないし、すごいピアニストでもない。メロディを書く人間だったから、ここまでやってこれた。自分で作った曲を自分で歌って、それを聞いてくれる人がいて、こうして観に来てくれる人がいるおかげで今がある。だから、他の人に提供した曲でも、曲を褒めてもらえるのはすごくうれしい。
次が最後の曲になります。
この曲は最初はTMのために作った曲で、I amとかLOUDとかを作ってた頃に小室さんが「REMEMBER MEみたいなリズムの曲作ってよ」って言われて作った曲。詞も書いてって。2人に聞いてもらったら、ウツが「僕じゃないな…」と。確かに、俺も「ウツじゃないな」と思った。てっちゃんが詞を書けばTMになったかもしれないけど、僕が書いた詞が抽象的な感じになってしまったから。ある学者さんが提唱した”Think Globally, Act Locally”という言葉があります。周りの人を変えようとするんじゃなくて、自分が変わることで少しずつ回りを変えていく。生まれた環境とか状況とか、自分ではどうにもならないことでうまくいかないことがあると、どうしても周りのせいや他人のせいにしてしまいがちなんだけど、そうじゃなくて。小さなことであっても自分にできることをやっていくことで、世の中が少しずつ変わっていくんじゃないか。そういう曲です。

M13 僕は君の為に成る

(一旦退場)

すぐ出てきました。
楽屋はすぐそこのカーテンの向こうだし、グッズのTシャツに着替えるとかもないし。アンコールでグッズのTシャツを着て出てくる人が多いけど、やっぱり本人たちが着ると売れるんだって。やっぱりそう?本人たちが来てると欲しくなる?客席:(頷く)あ、やっぱりそうなんだ。本人たちが着てないと買わない?

客席:(そういうわけではない)

買わないわけじゃないけど、本人たちが着てる方が買う?あ、そうなんだ。僕はあんまり他の人のライブに行ってTシャツが欲しくなるとかはないなー。並ぶのがダメなんだと思う。あ、欲しいかもと思うことがあっても並ぶんだったらいいやと思っちゃう。ラーメン屋さんでも、すごくおいしいって聞いても並んでまではいいやってなる。すごく損してるって言われるけど。

アンコールも含めて今回の選曲をどうしようかと思った時、TMは今、Dayナントカで続きがあるんだかいつあるんだか中途半端な感じだからTMはやらない方がいいかな、と。

「長い影」という曲があるんですが、大江千里くんの曲で。彼がいつぐらいに、日本で確立したポジションを投げうってゼロからアメリカに飛び込む決意をしたんだろう?と考えてて、もしかしたら、この曲の詞を書いた頃には彼の中で何か決心があったんじゃないかなと。本人に聞いたことはないけど、そう思わせてくれるような歌詞だったことに気付いたので、最後はこの曲にします。

なんで名古屋だけいつも昼夜2回あるんだろうね。地方は名古屋だけなんだよ。
TMは2回公演は絶対にないね。もし昼夜2回公演になったら、たぶんウツは来ない。小室さんはたぶんどちらか1回しか来ないと思う。

EC 長い影

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<セトリまとめ>

OP 傘がさせない
M1 斉藤くんの詩
M2 不思議な言葉
M3 ONE DAY AND NEW DAY
M4 君からのエアメール
昼の部 M5 ひかり桜(旭丘高校ボート部に捧ぐ)
夜の部 M5 清らかな水の町で
昼の部:M6 Love goes on
夜の部:M6 彼方より
昼の部:M7 こぶし
夜の部:M7 Close to the night
昼の部:M8 音色
夜の部:M8 きのうの夕ひ
M9 四ツ谷ロマン
M10 ノックは3回
M11 空につづくロマンティック
M12 REMEMBER ME?
M13 僕は君の為に成る

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