2002-01-13「ギャンブル」

おはようございます。沢田研二です。
「沢田研二のそんなんこんなん」、今週も僕、沢田研二と30分間お付き合いください。

2002年の2週間が過ぎようとしておりますが、今年はウマ年ということでね。
ウマと言えば真っ先に思い出すのは藤田まことさんやね(笑)
・・・違うっちゅーねん。
いやいやいや、競馬ですわ競馬。
私はね、ギャンブルっていうのは強くないんですよ。
ギャンブルっていうギャンブルはすごく弱いんですけどね、
嫌いかっていうと嫌いでもないんだけど、弱いから嫌いなんだよね。
これ強かったら好きだろうね。弱かったんですよ、僕は。

ところで。
普段はあまりやらないギャンブルなんですが、時には大当たりすることもあるんですよ!
今日はそんなギャンブルの話をしたいと思います。
それでは「沢田研二のそんなんこんなん」。
今週もパカパカ・・・じゃなくてボチボチ行きましょうか。
まず1曲。
1979年の僕の曲です。「OH! ギャル」

M- OH! ギャル
CM

1008ABCラジオでお送りしている「沢田研二のそんなんこんなん」。
さてウマ年。競馬。みなさん好きですよね~。
僕は京都で育ちましたから、京阪沿線のとこにあるんですよ「淀競馬」。
いつもよく通ってましたからね。「ああ、ここでやるんや」と。
競馬は馬見てるだけで楽しいっていう人もいますよね。ウマを見に行く。
いやまぁヒマやったし、ホントはヒマじゃなかったんですその頃。
「危険なふたり」とか出してる頃ですからね、それが売れた後かな。
そんなにヒマじゃないのに、日曜日になるとヒマやったんですよ。
で、日曜日に競馬やってるでしょ?土日か。やってるんですよ。
それで日曜日になると行ってたん。
なんで行けたかっていうと、一般席じゃなくて貴賓席っていうのがあるんですよ。
ロイヤルボックスっていうんですか、ガラス張りになっててTVとかいっぱいついてるんその当時でも。
だから20年くらい前でしょ。
特別に馬券売り場もあってやね、空いてるわけですよ貴賓席は。
どういう人らがいてるかっていると馬主さんとか、スポーツ新聞の競馬担当の人だとか。
それから北島三郎さんたちとか。
渡辺プロの部長さんがね、馬主やったんですよ。
北海道でウマ持ってて、時々出てくるっていうんでね。
「沢田、お前も馬主にならないか」って言われたことあるんですけど、
「私はイヤです。私は賭け事弱いですし、私がやったら負けるよ」ってね。
逆におどかしして断ったんですけどね。
そういう時に馬券は買ったりするんだけどね、馬券売り場のねぇちゃんやおばちゃんとかが
「あ、ジュリーだわ!こっちの方が当たるわよ」とか言われて、「サインして」とか言われて
「アホか!」ってそなへんでウロウロしてたんですけど。
アンドウノボルさんとかいてね、その他にも知らない人、競馬の業界の人がいっぱいいたんでしょうね。
買おうとすると「買わないの?」って、新聞片手に「コレだよコレ。コレはかたいよ」って。
で次の人が来たら全然違うのを言うわけよ。
「3番4番!3-4以外にない!100枚買ってもまちがいない!」
で、次の人が来たら「1-4!」とか。
もうみんな違うの。
そしたら「ここはウソツキ村だから・・・」ってアンドウノボルさんが囁いてくれるわけよ。
「ジュリー、ウソツキ村だから・・・コワイのよ」なんて(笑)
そういうところで見てて、双眼鏡なんかがありますわね。
そしたらウマが走るところありますよね、グランド・・・グランドって….馬場か。
その真ん中にね公園みたいになってるところがあるんですよ。
家族連れが来てたりするんですよ。お父さんは馬券を買っててスタンドにいると。
でお母さんと子供はそのちょっとした公園で遊んでると。
そういうのを双眼鏡で見てるだけでもおもろいんやね。
まぁ結構時間がつぶせるっていうのではおもしろいかもしれんけど。
やっぱりねぇ、勝とうと思ったら大変やわ。
それではこの辺で1曲。
ギャンブルには時としてこれが重要であります。
アルバム「第六感」、「君にだけの感情」。

M-君にだけの感情

さて、ウマ年にちなんで競馬の話なんぞをしておりますが。
さっきもちょっと出ましたがね、競馬以外にもギャンブルはあるんですよ。
競輪。
人間がやるからオモロイっていう。競輪は行ったことがない。
競輪はね、やっぱり男ばっかりらしいよ。男ばっかで。
競艇、オートレース。バイクやね。
この間、競艇、つまりボートをやったんですよ。
横山やすしさんが好きやったやつ(笑)
これ福岡でね、よくコンサートをやらせてもらう福岡市民会館っていうのがありましてね。
そこの向かいがナント福岡競艇のボート場なんですよ。
この間、11月の福岡に行った次の日ですわ。休みになって。広島に行くときですわ。
広島にも宮島ボートっていうのがあるんですけどね。
みんなに行かないかって言って、ギターのカズとベースの石川くんと「行く」っていうんで
あと3人くらいのスタッフと行ったんですよ。
その連れて行ってくれる知り合いの人と貴賓席行って、そしたらもうずいぶん様子が変わってるのよ。
たぶん競馬場でも貴賓席ってだいぶ変わってると思うわ。
レースをしながら食事が頼める、要は出前してくれるわけや。
で、僕ら一つの部屋みたいなところにいたんですけど、もう殿様ですよ。
連れて行ってくれた人にとりあえず2~3レース聞いて同じもの買ってたんですよ。
入らへんねん。
「入らへんがな。この人、毎日来てるわりには入らへんで」って思いながらね、
自力で買うようになってね、そしたら入ったのよ。
ちっちゃいねんけどね、当たったらこれがクセになるねん。
で、また買うわけよ。同じとこで買うわけ。同じおばちゃん。
おばちゃんが買うときに念を入れてくれるワケよ。
この念が良かったり悪かったりするねんけど。
みんな空いてんねん。3つぐらいあって窓口あってみんな空いてんねん。
一番右端の換金できる自販機があんねん、それで1人で換えちゃ買って。
一番最後にファンに選ばれた人ばかり、ファン選抜のレースがあって、オールスター戦みたいなもんや。
それが最後、11番レース。
今までずっとトントンくらいや、負けてんねん。
たぶんコレ取ってもちっちゃいからと思って。
それまでは1000円ずつやったのを5000円ずつ2枚にしぼって。
1-6っていうのを買った。
当たったら大きいのを買おうと思って。
その時に調べたんや。
九州やから九州出身のヤツ探したら、大分のやつがおった。
佐賀のやつがおったんや。
1-6や。
どうする?5000円も買うたんや。
みんなびっくりよ。
馬券売り場のおばちゃんビックリよ。
おばちゃんが換金して27万5000円の札束見せて。
もうみんな拍手よ。
チップあげよかっていうたらホンマはそんなことしたらアカンらしいわ。
勝ったんですよ、それまでがトントンやったのに。
これでクセになっちゃいかんと思って、どうやったかっていうとその日はパァーッ!と行こうと。
25万くらいやで。
10万そこそこはみんなで使って。
で、次の日に連れて行ってくれた人に月謝として10万渡して。
そこが私のエライとこや、もう金にはキレイよ。
お金にはキレイじゃないとダメ。
すごい経験をしちゃったんですけど、僕はまたするかなっていうと、
興味は出てきたけどするんだったら福岡でしかしない。
で、同じ窓口で買います。
おばちゃんが隣に移ってたら隣へ行きます(笑)
そんな感じですけど。
それでは1曲。
勝つか負けるか。でも負けてしまってもクヨクヨしてはいけません。
「立ち止まるなふりむくな」。聞いていただきましょう。

M-立ち止まるなふりむくな

ABCラジオでお送りしている「沢田研二のそんなんこんなん」。
さて、今週はギャンブルのお話をしておりますけれども、
ギャンブルといえばやはり、海外ですよねぇ。
海外でどういうギャンブルがあるかなぁ・・・。
(ポン!)
あ、思い出しました。
香港。香港でドッグレースってのがあんねん。グレイハウンドっていうのかな。
で、やはり外国というとカジノですよ、カジノ。
ほら映画でよく見てるから、見てみたいっていうのがあってね。
行きましたよ、ラスベガス。
タイガースの頃にね、初めてチョコレートのCMでニューヨークに連れて行ってもらって
その帰りになぜか僕だけ、ラスベガスへ連れていってもらったんだよ。
なんで僕だけやってんやろ?
ラスベガスでね、シーザースパレスか何かに泊まってね。
ラスベガスは砂漠の中に作ったんですよね、いつだったか映画になりましたけど。
ラスベガスっていうものを作った人のね。
あそこはすごい街です。
ネオンがすごいすごい。
日本でもいっぱいCMで出てるから。
今はないホテルとかがあったりするんですけど、もう30年前の話になっちゃうんですけど。
その頃、すごかったですよ!シーザースパレスのカジノ。
誰でも入れるんですよ、20才過ぎてたら。
ところがね、怖いね、若い頃は。
今だったらどうなんだろうな。
いろんなものがあるんですよ、トランプ系統のもの、あとルーレットね。
ルーレットはやったぞ、やったけどホントに当たらないよね。
やっぱりね気後れするんだよね、ああいうところへ行くとね。
数字を英語で言わないといけない。
「サンジュウハチ番」とか言えへん。
「サーテーエイト」とか言わなあかんわけや。
で、「Pardon?」とか言われてみ。
僕、やるの辞めるよ(笑)
「Oh It’s OK…」とか言って、また見てるわけよ。
まぁ奥が深いというか、どん欲だというか、ゴソッと根こそぎ持っていくっていうのが
カジノの本分なんですから。
勝ってる人なんかほんの一握りなんですから。
厳しい世界なんですよ。街自体がね、ラスベガスは。
街に着くとね、飛行機降りて、降りてすぐのところにもうスロットマシーンが置いてある。
帰るところも乗る寸前まである。
半券を渡して、入るでしょ。飛行機乗る前にまだ置いてあんのよ、スロットマシーンが。
30年前でもそうなんやから、ズラーッと並んでるかもしれんわ。
もしかしたら飛行機にも置いてあるかもしれんわ。
座席の前に(笑)
それくらい根こそぎもっていこうってことでしょ?
あとヨーロッパ。
ヨーロッパはまた雰囲気が違うがな、アメリカと。
何もない田舎にラスベガスっていう疑似都会を作ったわけですけど、
ヨーロッパはカンヌとか、別荘地帯で避暑地になるところにあるもんだから、
みんな蝶ネクタイして、女の人はドレスアップして。
ええおっちゃん、ええおばちゃんがいっぱい来てるわけですよ。
若い子はおれへんよ。
やっぱり向こう行ったら、海外行ったら気後れするね。
とにかくあんまり深入りせんことですね、海外に行ったらね。
気をつけましょう。

CM

「沢田研二のそんなんこんなん」もうお別れの時間です。
僕は幸いにして、そんなにギャンブルってものをしてないんで
この間の27万5000円・・・10万月謝払ったとしてもまだまだ負けてるね。
ギャンブルっていうのは最終的には負けるもんなのよ。
チャラにはならんのよ。
チャラになったところで欲が出るのよね。あかん。
あかん!おかあちゃん泣かしたらあかん!
さて、今後の僕の予定ですけど。
今日はお正月公演「糸車のレティタティーボ」最終日ですけどね。
芸術の森大ホールでやっておりますぞ。はい。
で、これが終わるとレコーディングの準備に入らんといかんってことでね。
今度はちょっとがんばって自分でも曲を作ってみよかな、と思ったりしております。
それでは「沢田研二のそんなんこんなん」。
お相手は沢田研二でした。
この後もCABCラジオでお楽しみください。
また来週!お元気で。

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