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ALT🔴RECレポ

2021-12-31
ALT🔴REC
大手町三井ホール

日程と会場が発表された時は「あぁ…また東京か…」と諦めてしまっていた。東京へ遠征することに心理的距離ができてしまっていて、反射的に「行けないなぁ」と思ってしまっていたけど落ち着いて考えると当日も翌日も仕事があるわけではないし、特に予定もない。

「行けるやん」。

歌酔曲vsフォークは平日で時間的にも日帰りは無理だったから諦めた。で、配信もなかった。行きたいライブに行けなくて、しかもそのライブがとてもよかったと聞くと面白くないことこの上ない。やっぱり行きたいライブには行っとかないとダメだ。

2020年2月Dragon The Carnival中野追加公演以来、1年10ヶ月ぶりの東京。
途中の雪が心配だったけど、大垣あたりで徐行運転になった以外は大きな影響なく15分遅れくらいで到着。

会場に着いたら男子が多い!
自分の同世代とチラホラいらっしゃった少し上のオジサマ世代も含めると、5人に1人くらいが男子だった気がする。

そして、とてもキレイなホール。
会場の公式サイトからお借りしたこの画像ではスクリーンを使っているけど、 スクリーンがないと全面が窓になってて、眼下にお堀が見える。開演が16:00だったから始まった時はまだ明るくて、ライブが進むにつれて夕陽が差し、だんだん陽が落ちてきて街灯やビルの明かりが点き、通りを走る車のヘッドライトやテールランプが移り変わる背景となり、演出の一部のようだった。

ステージの上は豪華。
ギター2人(1人はハヤテくん)
ベース
ドラム
ストリングス4人
キーボード
コーラス
ゐさおさん

公開レコーディングとは???どんな風になるのか今ひとつ見えなかったけど、ライブを収録するライブレコーディングというより、レコーディングをライブ公開するレコーディングライブだった。ただ、パーツごとに録っていく本当のレコーディングと違って一発録り。

(1曲、ギターの人が出だしを間違えたので木根さんが止めて、やり直しました)

レコーディングの設定なので、木根さんはヘッドホンをしてスタンドマイクの前に。ヘッドホンはポーズではなく、本当に音源と木根さんの返しが聞こえてるようでトークの時にヘッドホンを外すと「俺の声が聞こえない」。足元にはカーペット。靴音が入らないように本物のレコーディングスタジオでも敷いているところが多いのかも。服装は、なんかこんな感じのインパクトがあるニコちゃんマークのセーターに、下は黒のジャージ。「真面目な歌の時にどうかな…とは思ったんだけど、明るい雰囲気になると思ってこのセーターにしました」

バンマスのゐさおさんから「王子様みたいな服はやめてね」と言われていたようで、他のメンバーもジーンズやニット帽、女性陣もカジュアルな普段着でレコーディングやリハーサルっぽい。

MCも含めて一発録りだから、説明しないといけないことや曲説明は台本にまとめられていたようでサクサク進む。歌う前にこれから歌う曲を向こう3曲紹介するのも珍しかった。そりゃそうだ。台本がないフリートークだといつまで経っても曲が始まらない。

「前にどこだったか、お客さんから『始まって30分経つのにまだ1曲しかやってないですよ』って言われたことがあって」→京都です!!!

半分くらい終わったところで、一旦、録音を止めて休憩。
休憩といっても木根さんは退場することなく、ヘッドホンを外して、イスに座って水分補給したり、フリートークしたり。

「せっかくヘアメイクさんにやってもらったのに、ヘッドホン外したら髪の毛がペッタンコ。ねぇ、ヘアメイクさん呼んで直してもらっていい?」

(本番中のステージに上がることに戸惑いながら入ってくるヘアメイクさん)
(直してもらいながら雑談)

「メイクを直すところとか、水を飲むところとか見られるの恥ずかしい…」

「ゐさおちゃん、ここは何でもない話をしてもいいところだよね?」
「いいですよー」

前日のレコード大賞を見て、YOASOBIが2人組だったことを知る。
大賞受賞のDa-iCEのことは知らなかったらしい。

この日のライブは11月に入ってから急遽決まったらしく、R3リリースも「令和3年のうちにR3を出しておかないと、R4が出せなくなる…!」と何とか間に合わせたので年末はすごく忙しくなってしまった。

「ちょっとだけ歌詞を間違えちゃったんだけど、やり直した方がいい?一文字だけなんだけど。どこかわかった?」

(客席:シーン😶)

「あっ!もしかしてわかんなかった?なんだぁ…言わなきゃよかった。本当のレコーディングだったら間違えても歌い直したらいいだけだし、何だったら何回も歌って、イイところをつなぎ合わせたりもするんだけど…わかんなかったんだったらまぁいいや」

「みなさん、TM NETWORKの配信ライブは見ていただけました?大きなスタジオを借りて、夏に撮りました。宇宙から来て『金色の夢を見せてあげるよ』とかかなり上から目線で、しゃべらない。バンドを使わずにコンピューターを使って3人だけの演奏。3人だけでやる、あの頃の原点回帰のようなライブ。当時はあまりいなかったけど、同じような形態のグループが増えてきて珍しくなくなっちゃった。3人だけだと何が大変ってギターが大変。昔、合歓の里でリハーサルをやってる時に音楽番組の中継が入って、中継では3人だけのステージになって。本当にギターを弾いてたのは松本孝弘だけど、僕はそのギターに合わせて弾いてる風に見せる。そしたら、近くの部屋で中継を見ていた松本孝弘が終わってから『木根さん!アレじゃまるで木根さんが弾いてるみたいじゃないですか!』って怒ってた」

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どうせ終わったら捨てちゃうだろうし、印刷だけどサイン入ってるから座席に付いてた番号札を回収してきちゃった。急遽決まったライブと言いながら、こういうところ木根さんの事務所は本当に気が利く。番号しか書いてない番号札の会場が多いのに、ロゴやマイクのイラストが入っていてセンスがイイ。決断するのが遅かったから結構番号が遅くなってしまった。前方も階段状になってる後方もかなり余裕のあるソーシャルディスタンスで、MAX560席のところを200人くらいしか入れてなかったのではないかと思う。

こんなご時世でなければ観客も一緒にラララを歌って、客席の声も録ってほしかったけど発声NG。でも、トークが迷走した後に拍手を入れて、さも曲が終わったばかりみたいな編集点を作るお手伝いはしました😁

【セットリスト】
M1 REMEMbER ME?
M2 Bless this Love
M3 君への道
M4 水色の服を着た娘
M5 彼女の好きなピーナッツパン
M6 RESET
M7 ひかり
M8 彼方より

木根さんのセルフカバーはウツが歌うキネバラとは趣きや歌いグセが違うことが多いのに、R3に収録されている「彼方より」は朗々と歌うスピードウェイのウツと結構近い。今のウツが歌ったら雰囲気違うかも、だけど。

M9 Hopping On(「かえるのピクルス」テーマソング)
M10 Still feel loneliness

「意味合いが強い曲だから、これまでライブではあまり歌ったことがない曲」

M11 春を待つ
M12 青空
EC1 STORY
EC2 パラダイム・チェンジ(初披露新曲)

固定概念や先入観を変えていこう、という意味合いらしいです。重たいテーマだけど曲調はポップな感じ。この曲も♪ラララ~入ってます。

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