How Do You Crash It？one 初見雑感

2021-10-09
セロトニン的な幸せ物質の分泌を感じながら眠りについてしまった。
目が覚めて、TLを見て、現実だったことを確認。

てっちゃんが少しずつ元気を取り戻して、少しずつまた音楽に関わり始めて、少しずつ3人の距離が近くなってきていたから、遠くないいつかにこの日が来るだろうとは思っていた。まさか、「１週間後にライブやります」との告知と共に、いきなり新曲が飛び込んでくるとは。展開が急すぎる…。逆算すると、いつから動き始めていたのだろう。やはり、年末の歌酔曲vsフォークやSF ROCK STATIONが発端なのだろうか、それとも再起動の流れがあったからこその年末の動きだったのだろうか。

かなり準備に時間がかかっているはず。

新曲や既存曲のアレンジがカッコよかったのはもちろんだけど、セットやあの三角形の集合体もカッコよかった。あれはどういう仕組みなんだろ。ドローンみたいに自在に3D移動してたけど、浮遊しているのではなく吊られていた。各配信サイトに使われていたTOP画像からわかるだけでも16枚x4方向=64枚がほとんど揺れずに隊形を組み、自在に点灯する。そして、Incubation Period@武道館を思わせる特効の炎。三角形の集合体が作り出す直線的な幾何学模様空間の中にフワリと吐き出される有機体のコントラスト（武道館の時より距離が近いから3人とも相当熱かったはず）。30周年ツアーの時に流れた映像の逆再生。デビューの時からてっちゃんがやりたかった音楽とパフォーマンスと映像演出の融合は2021年になってもブレてなかったし、むしろ見るたびにアップデートされてて、音楽だけじゃなくて映像演出においてもこの人は天才だわ…と思い知らされた。

30年くらい見続けてきた3人が（新曲を除けば）よく知ってるはずの曲を披露してくれたライブのはずなのに、一緒に歌って懐かしむ雰囲気は全くなくて、一体何が飛び出すのかわからないドキドキと緊張で固まりながら見てた。そこがTMっぽくて、うれしくて。歌酔曲vsフォークでは、ゲストとして参加してお客さん扱いだったからか、そんなにTMを感じなかった3ショットが、お揃いの衣装を着て3人が定位置に並ぶとTM NETWORK完全体。時折、フッと笑顔になったりはしてたけど、ウツはちょっと表情が硬かった気がする。メイクもいつもよりちょっと濃いめでしっかりTM仕様だったから、あんまり柔らかい表情は出さないようにしてただけかも？歌酔曲で柔らかい表情に見慣れてしまっただけかも？

最後のクレジットまで気が抜けなかった。
普通に考えたら、この日に演奏した曲のオケを流しておけばいいところですよ。ここで未発表音源を持ってくるかね。しかも、ナニコレ超絶カッコよいのでは。もしかして、第2弾・第3弾のフラグでどこかで楽曲化されている音源だったりするかも。