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Thanks a million! 12/2夜 トークレポ

2022-12-02
浅草花劇場(あさくさかげきじょう)
夜公演

平日の18:00開演。
午後休を取って、寄り道をせずに一目散に向かいましたが、会場に着いたのは開演10分前。土地勘のない場所だったのでアセりました。チケットを発券したら「2階」とあったので、「2階かぁ…でも入れるだけで感謝」と思っていたら、1階が入り口で、2階が実質アリーナ席、3階が実質2階席でした。
(着いた時には真っ暗だったので、外観は翌日改めて撮りに行きました。会場内の画像は公式からお借りしました)

ステージ上は大所帯。
客電が落ち、スモークがたかれた中、黒っぽいスーツで木根さん登場。
タイトなスーツ、濃い目のサングラス、結び目の小さなネクタイ。完全に✨木根様✨仕様。

セトリとトークレポ。
トークはおもしろかったところや印象に残ったところを中心にセトリと一緒に流していきますが、トークの位置は正確ではないです。

M1 君がいた夏

30周年記念公演にようこそ。
92年にソロデビューで、TMが84年、スピードウェイが79年。21才でのデビュー。

16才で初めて「自業自得」という曲でオーディションを受けて。そこから2人になったり3人になったりどんどん増えて。一番多い時で7人くらいのグループだったりで受けた。

TMでデビューした時はソロでやるなんて考えてもみなかった。グループのことで精一杯だったし。何年か経って、てっちゃんがソロアルバムを出すということになって、ウツはドラマに出ることになった。じゃ僕は何をしようとなった時に小説を書かせてもらったりラジオをやらせてもらったり。1年間だったけどオールナイトニッポンをやらせてもらったことは財産になった。1番の思い出はポール・マッカートニーとの2ショット。スゴイでしょ?この中にポール・マッカートニーと2ショット写真撮ったことある人いる?いないでしょ?いつかSNSに出しますよ。ものすごいイイネが付くと思う。

さっきの曲は初恋の曲。
小学校4年生で好きな子ができて。カナマルクミコ。ふとん屋さんの子。ずっと好きで、中学1年の時に友達が「お前、カナマルのこと好きなんだろ?ラブレター書けよ」って言われて。で、手紙を書いたんです。今でも一行目を覚えてる。「木根尚登です。僕はズバリあなたのことが好きです」。その頃、ズバリっていうのが流行っててズバリって書いちゃったんだよね。恥ずかしい。そしたら、それまで仲良く話してたのに手紙を渡した次の日から口をきいてくれなくなった。60くらいになって同窓会があって、カナマルさんがいた。同級生の水道屋さんと結婚してた。水道屋さんと結ばれる運命だったのに、僕じゃなかったんだなぁ。同窓会でカナマルさんが隣に座って「ずっと仲良かったのに、木根くんがあんな手紙渡すもんだから普通にしゃべれなくなったじゃない」って言われた。50年経って思い出された後悔。

M2 泣かないで
デビューライブはシアターコクーンというお芝居をメインでやるような会場でやらせてもらった。イントロがかかってからステージに出てきて1曲目はピアノ。もうこんなですよ(ロボットのような歩き方)。ピアノがトレモロになりそうなくらい全身が震えてたのを覚えてる。それまで3人でやってて、時折コーラスやるくらいだったのが真ん中でメインで歌う。「泣かないで」はあの時の緊張を思い出す。

30年経って経験を積んでも、緊張しぃなので今でも緊張します。今日も緊張してます。

(と両手を胸にあてる。かわいい)

見てる側のみなさんは緊張する?見てるだけだと緊張しない?一緒に緊張してよ~。

M3 思い出はクレセント
「思い出はクレセント」も緊張の思い出。ミュージックステーションに初めて1人で出た時の曲。ピアノから音が出ちゃうと僕の歌にかぶっちゃうから、実はピアノは鍵盤が沈まないようになっていて音が出ないようになってて。だからピアノはトレモロにならなかったけど、口がうまく動かなくて。あれからミュージックステーションに出てない。

M4 もう戻れない
中村中(あたる)さんと舞台をやることになった時に、まだ顔合わせをする前にあたるさんが打ち上げに来てくれたことがあって、「初めまして~。次の舞台よろしくお願いします」って話をしてたらあたるさんがカラオケで「もう戻れない」を入れて、僕よりうまい「もう戻れない」を歌ってくれたことがあります。

M5 LOVE GOES ON
18くらいからずっと一緒にやってきて、スピードウェイでデビューした時のギター・岩野くんが7月に亡くなってしまって。今年の弾き語りツアーでも追悼の気持ちを込めてスピードウェイの曲を歌ってました。今日は素晴らしいミュージシャンの方々がいらっしゃるので、ギターのフレーズを再現してもらうので聞いてもらいたいと思います。こないだ、宇都宮さんのライブに行ったら宇都宮さんもスピードウェイの曲を歌ってましたね。それぞれの追悼の思い。

(2番の入りをちょっと早く入りかける。口元を押さえて恥じらう。かわいい)

M6 友よ、風に抱かれて
立川市営球場というところがあるんですが、スタジオを借りるお金もない頃に芝生の外野席に楽器を持ち寄って練習してました。まだスピードウェイができるよりも前。忌野清志郎さんの「スローバラード」っていう曲は立川市営球場が舞台になってるって知ってる?清志郎さんは隣の町の出身で、年は4つくらい上かな。
(1951年生まれ、国分寺育ち:wiki)

M7 Melody
これもすごく思い出がある曲。コンペに出してからずっと音沙汰がなかったからダメだったんだな…と思っていたら半年くらい経って当時TMでロンドンにいた頃に「シングルになるよ」と連絡をもらって。初めてのシングル曲。人づてに、浅香唯さんは今でもライブをされていて、この曲も歌ってくれてると聞きました。当時10代だった浅香唯さんが歌ってた曲を65のオジサンが歌うので、できるだけフレッシュに歌いたい。そのために振り付けを入れたい。プロデューサーの吉田ゐさおさんは音楽の人なんだけど、CMとかではダンスや振り付けもやってる人なんで即興でお願いできる?Loveだからやっぱり🫶(両手でハート)かな?それかこれ🫰(指ハート)?これのどこがハートなのか全然納得がいかなくて、昔、駄菓子屋さんに指に塗ってこすったら煙が出るやつあったでしょ?あれにしか見えないんだよね。

ゐさお「それでいきましょう」

Love is feeling = (両手ハート)🫶をパカッと左右に分ける
Love is a dream = 両手を手前から奥にクルンと一回転→指をこすって煙を出す🫰(指ハート)

あと、最後の決めポーズ、昼公演の時はうまく決まらなかったからちょっと変えて(手にアゴを乗せて)こんな感じでいこうかな。

(曲が終わって)
振り付け、楽しいね。
僕のライブはバラードが多いから、みんなも一緒にできる振り付けがあると楽しくていいね。

初めて楽曲提供したのは渡辺美里さんの「eyes」というアルバムに収録されているタイトルチューン。プロデューサーに「書いてみない?」って言われて、「はい!書きます!生活もありますので!」
あの頃はまだカセットテープに録音して、電車に乗って青山にあったEPIC SONYまで持っていってた。途中、電車の中でヘッドホンで聞きながら。Aメロとサビはすぐにできたんだけど、Bメロがなかなかいいのが出てこなくて。「木根ちゃんだったらもっといいBメロ書けるよ!」ってダメ出しされて、帰って、また作り直して持っていく。っていうのを5回くらい繰り返したかな。もうダメだ…って開き直った時にすっとメロディが下りてきた。「これだ!」とプロデューサーに持っていった。関西弁の人でね、「ええやないか!」とアルバムに入れてもらえることになった。それが自信になって、渡辺美里さんの曲をたくさん書かせてもらったり、小室さんほどではないですけどアイドルの方にも書かせてもらうようになって。

氷川きよしくんにはもう10曲くらい書かせてもらったり、きーちゃんが書いた詞に曲をつけさせてもらったりしてる。今度12月10日のミュージックフェアでFatherというお父さんについて書いた曲を歌ってもらえることになった。詞をきーちゃんが書いて、僕が曲をつけました。よかった見てあげてください。あと、12月17日にwowowで放送のINVITATIONという1時間の音楽番組できーちゃんが何曲か歌います。そのうちの「You are you」で僕もコーラスとギターで参加してます。お金を取って作ってるチャンネルだからすごく手をかけて作ってる番組です。

M8 ホントの君 ウソの君
今回だけの特別なアレンジにしました。聞いてください…
…あ、聞いてくださいじゃないんだ。
絵本を少し朗読してから曲に入るんだった。

M9 青空
9.11の時に、その時の気持ちを残しておきたいと思ったけど自分ではうまく書ける自信がなかったから、同じ気持ちでいた小室みつ子さんに書いてもらって。みなさんに何か訴えたいメッセージを込めた曲というより、自分の中にあった気持ちを歌った曲。

M10 Eris~10番目の星~
(原曲でもストリングスが入ってるから選曲されたのだろうけど、すごく好きな曲。宇宙とか星とか永遠とか、木根さん曲の中ではかなりTMっぽい歌詞だと思う。「どれだけ好きならば愛と呼べるだろう」がイイ)

M11 風 太陽 海
当時NHKで司会をしていた「ソリトン」っていう番組のテーマ曲。そのご縁で、NHKで放送された「青年の主張」のゲストで呼んでいただいて、N響の演奏をバックに当時の皇太子殿下と雅子様の前で歌った思い出の曲。これは自慢していいよね。

M12 REMEMbER ME?
小室さんと華原朋美さんのおかげで、僕の曲では唯一ベスト10に入った曲。まだバブルだった頃、この曲のスポットCMが流れる、しかもゴールデンの時間帯に、ってことでスタッフと大騒ぎになった。でも、そのスポットがテレビから流れてきたら俺が歌ってないところだった。

M13 僕は君の為に成る
TMの30周年用に書いた曲。でもウツには合わなくて自分で歌うことにした。まだSDGsが今ほど市民権を得る前に”Think globally, act locally”という考え方を提唱した学者がいた。「世界への影響を考えて、たとえ小さくても自分にできることをやろう」というコンセプトの曲だったんだけど、歌詞を聞くと抽象的すぎてそういう風には聞こえない曲になってしまった。

(「君の街の青い空」ツアーではもう少し詳しい話をしていました↓)

(アンコールでメンバーを1人1人紹介。ステージに上がっている人たちだけじゃなくて、音響さんや照明デザインさん、ストリングスアレンジの方もお名前を挙げてました)

30周年を記念して、SONYさんがベストアルバムを作ってくれました。Twitterでアンケートを取る企画をやってくれたりとか、EPIC SONY時代、R&C Japan時代、インディーズ時代の全部から選びました。タイトルは「キネコレ」。12/24発売。デビュー曲の「泣かないで」を新録した合計31曲。

30周年っていっても僕だけじゃないからね。宇都宮くんも30周年だし。小室さんは30周年っていうくくりでは何もやってないのかな?ACCESSもでしょ?フェンスもそのくらい?

さっき最後の曲に自分の中では一番新しい曲を持ってきたのは、まだまだこれから先も頑張ろうかなという気持ち。

EC1 ROOTS OF THE TREE
この30年間、支えてきてくれたみなさん、ミュージシャンのみなさん、スタッフ、全てのみなさんへの感謝の気持ちを込めて歌います。

(木根さんは退場してしまったのに鳴りやまない拍手)

ダブルアンコールありがとうございます。
最終日なのでもう1曲だけ。

ハヤテ~!ギター貸してくんない?

今日のテーマは「ありがとう」なので、ありがとうという言葉がテーマの曲を。

(ちょっと弾き始めるが…)

あれ?これチューニング合ってる?

(ハヤテくん、チューニングして渡す)

これ合ってる???何か気持ち悪い。

(ハヤテくんチューニング→渡す→弾いてみるけどやっぱりおかしい、のくだりを3回ほど繰り返す)

ギター、変えよっか。。。
松本孝弘とゴハン行った時にあいつが「最後に出てきたお味噌汁がおいしいと『また来よう』って思うでしょ?」って言ってた。ライブもそうかも。最後のおいしいお味噌汁にしようと思ったのに、思いつきでやったらグダグダになっちゃった。

EC2 不思議な言葉

(退場するも鳴りやまない拍手)

もうみんな帰ろう!
TMもDayナントカにたぶん続くと思うので、きっと3人が揃う日が来ると思う。TM NETWORKもそれぞれのソロも引き続きよろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました。

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<セトリまとめ>

M1 君がいた夏
M2 泣かないで
M3 思い出はクレセント
M4 もう戻れない
M5 LOVE GOES ON
M6 友よ、風に抱かれて
M7 Melody
M8 ホントの君ウソの君
M9 青空
M10 Eris ~10番目の星~
M11 風 太陽 海
M12 REMEMbER ME?
M13 僕は君の為に成る
EC1 ROOTS OF THE TREE
EC2 不思議な言葉

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