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ソロ活動50周年BALLADE 奈良

2021-09-20
なら100年会館

神戸に続いてBALLADE参戦2本目。
できれば京都も行きたかったですけど、連休明けの平日は勤め人には厳しい。最近、フェスティバルホールも平日が多いですよね。しかも17:00開演とか😭

前半のMC

超満員です。ありがとうございます。
不思議な光景です。
満員なのに、みんな座ってる(苦笑)

こんな状態がいつまで続くのか。高齢者はかかったら危ないって言うし。そんな中を来ていただいて、ありがとうございます。もしかしたら、中にはご家族に止められて来るのをやめた方もいらっしゃるかもしれません。

奈良は緊急事態宣言が出る前に売り出したもんやから、緊急事態宣言が出たからといって売れてしまったものを半分にするわけにもいかず。だって「あなたは来ないでください」っていう人をどうやって選ぶの?だから自治体の人も「売ってしまったものはしょうがない」と。「その代わり、感染対策はしっかりやってください」と。

経済は回していきたいけど、感染者を出すわけにはいかないという思いはみんな一緒。こういう大変な時期に来ていただくことになって申し訳ないですけど僕の気持ちとしてはうれしいです。

奈良は座席を100%にすることができましたけど、会場によっては半分で。
それはとてもツライ。
やっぱり満員の中でやるのはうれしいです。

突然のエアポケット…

「いくつかの場面」をほぼ歌い終わろうかという時に

(客席に向かって)「ちょっと待って✋」
(カズさんに向かって)「ちょっと待って✋」

客席に向かって「2番からやってもいいですか…?」

カズさんがすぐに2番からの演奏を始めようとしたら「まだです」。

「う~~~~~ん。しばらくお待ちください」
と目をつぶって、口を動かしなら指を折って歌詞をなぞっている様子。

会場に流れる静寂。
30秒くらいはあったと思います。

「お待たせいたしました。それでは、2番からお願いします。間奏から」

おそらく、ジュリーが歌詞を少し飛ばしてしまって、カズさんがそれに反応して演奏を合わせたんです。ジュリーからすると、何か違和感があったのに演奏の辻褄があっているというのはどういうこと?間違ったのは僕?カズさん?というところで混乱があったのかもしれません。

カズさん、すごい。
反射的に「ん?」っていう顔になったり、思わずジュリーの方を見たりしそうなものだけど、カズさんは何事もなかったように顔色一つ変えずにジュリーが間違えた歌詞に合わせて、演奏を飛ばして合わせた。「まだです」って言われた時も、ジュリーがずっと沈黙してる間も、全く表情が変わらなかった。

ジュリーはもう一度歌うことでモヤモヤがスッキリしたような表情で
「間違っていたのは私でした。カズさんは間違ってなかったです」

おまけ前

間違ごうてしもうて、ほんまスンマヘン。

こんなに長いことライブができないってことは初めてで、カラオケ行って練習したり、スタジオを使ってリハーサルをするということもできなくなっていて。奈良は座席の100%入ってもらうことができましたけど、みなさん座ったままで、それはすごくツライんですけど、みなさんからしたら私の全身がよく見えてそれはそれでイイことかもしれないなぁ…と思ったり。「あれ?こんなんやっけ?」と思われているかもしれませんね。

5月と6月に東名阪の3ヶ所だけやった時は、さすがに9月になったらワクチン接種もだいぶ進んでるやろうし、状況が良くなっているはずやと期待していました。私も打ちました、ワクチン。イヤでしたけど。だって、万が一じゃなくて、億が一にでも歌えなくなるようなことになったらどうする?2回打ったからといってかからないわけじゃないし。

最初の緊急事態宣言が出た4月頃に「キネマの神様」の話が来て、志村さんがああいうことで亡くなって。1回だけ山田監督の「もっと注意して、体を大事にしていてくれたら」ってコメントが記事になったけど、そういう言い方は良くないという息苦しい雰囲気になってきて。たぶん一番びっくりしてるのは志村さんやからね。せっかく僕のところに話を持ってきてくれたから、やりますってすぐに返事したかったけど、もうその頃には2月から撮り始めてた「土を喰らう十二ヵ月」の撮影がもう始まってて。その仕事はまだ内緒だったから。とりあえず、「台本を見せてもらえますか?」とお願いして、見たら志村さんのセリフは少なかった。「どれくらいで撮るんです?」と聞いたら、「16日間で撮ります」と。それだったらやろうと。「土を喰らう十二ヵ月」は長野県の人里離れたところで撮影してたから、緊急事態宣言が出てからも撮影は続いていて。いや、それは違うでしょ。政府の言ってることに従いましょうよ、と。長野の人だって、僕たちが東京からやってくるのをどう思うか。僕たちから感染する人が出てくるかもしれない。そっちの方は僕が主役だったから、僕は「しばらくやめましょう」と言った。「キネマの神様」の方でも「今はとてもじゃないけどできませんよ」って言ったけど、「キネマの神様」の人たちは撮る気マンマンで。松竹の100周年記念の映画だったから、どうしても撮らないといけない。だから引き受けたということもある。でも、感染対策は人によって捉え方がマチマチ。これを徹底してくださいっていう印刷されたルールが配られたけど、やってない人はやってない。現場には関係のない人が撮影所に見に来る。もう腹立ってきてね。何かのインタビューで「沢田さんは現場ではとても集中されていて」って言ってた人がいたけど、ちゃうねん。怒っててん。ちゃんとやってない人がいるから感染するんやで。「土を喰らう十二ヵ月」の方は1年半くらいかかって、ようやくついこの間、7月に終わりました。料理をしたり、畑仕事をしたり。そういう映画です。1つ1つのシーンを積み重ねていく映画のお仕事はおもしろいし、こういうお仕事をいただけて本当にありがたかったと思います。

NHKからDVDが出て、TBSからもDVDが出ました。TBSのDVDは、僕がすごい戦った結果。TBSはこれまでレコード大賞の映像をDVDにしたことがないから、レコード大賞の映像はダメだって言うんです。とても格式のある番組だからDVDにしたことがないって。だったら、なおのこと私のDVDを最初にしてください。レコード大賞の映像が使えないなら、今回のDVDは一切出しませんって禁じ手を使った。過去のTBSの番組に出た時の二次使用に関してもお断りしますとも言った。去年の暮れのレコード大賞にも出てくれって言われてたけど、レコード大賞をDVDに入れてくれるまではテレビに出ませんとも言った。私がレコード大賞を取った時の視聴率がこれまでの歴代の中では一番高いと聞いたし。

テレビに出て何かを説明するというのがあまり好きじゃないし、感染の不安があるうちはテレビには出るつもりはない。根が”しゃべたん”だから、しゃべるのは好きだけど、言うたらアカンことまでしゃべったり、頭の中にないことまでしゃべったりしてしまうところあって、そこはダメなところだと自覚があって。しゃべるのであれば、こうやって高いお金を払って来てくれているみなさんの前だけにしたい。ドタキャンのことにしたって、世間にはおかしく伝わっている。僕のコンサートだし、僕が謝ったから僕が悪いことになって非難轟々だったけど、話が違うからね。その人たちとはもう仕事してないけど、さいたまでライブをやることになっても他にいるから困ることはない。やり方は禁じ手かもしれないけど、僕は間違ったことをやってるとは思ってない。僕はね、嫌われてもいいと思ってる。他の人たちも言いたいことがあっても嫌われたくないから、仕事を干されたくないから言っていないことがあると思う。その点、僕は仕事がなくなったとしても自分で仕事を作れるから全然怖くない。もちろん、みなさんが観に来てくれることが前提だけど、観に来てくれる限りはやり続けたいと思ってるし。一体、いつになったらみなさんと一緒に歌える日が来るのか。みなさんと一緒に「おいど!」とか「お奈良!」とか声を出せる日が来ることを・・・って奈良の人に怒られるで。僕も元気でいますので、どうかみなさんも元気でいてください。

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