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「結婚なんて、クソくらえ」レポ

2017-02-17
木根さんが立ち上げた「劇団こどもみかん」旗揚げ公演。
“疑似体験型エンターテイメント舞台”と銘打っていて、ちょっと変わったお芝居でした。

あらすじ

小さな芸能事務所に所属する売れない女優が、担当するマネージャーと結婚しました。すでに籍は入れていて、後になってから事務所関係者を集めての披露宴を開くことに。

披露宴当日、2人には秘密がありました。
勢いで籍を入れたものの、結婚生活は早々に破綻していて、披露宴が終われば翌日には離婚することを決めていたのです。そのことを知っているのは2人と観客だけです。
木根さんは音楽の担当と、2人が所属する芸能事務所の社長という役どころ。

ここがおもしろい!

セットは披露宴の高砂。
新婦役は双子のマナカナのマナちゃんの方。
粛々と進む披露宴の中で顔は笑顔のまま、周りに聞こえないように互いを罵り合う2人。

観客は観客でありながら披露宴の列席者という役割もあったので、新郎新婦の入場やお色直しの入退場を拍手で見送ったり、乾杯の挨拶では一緒に起立して乾杯するよう求められました。ケーキ入刀では「今だけは写真OKです。SNSに上げてもらっても大丈夫です」とのことで、写真を撮ったりもしました。手前で自撮りしてるのは演技中の役者さんたち。右から2番目は木根さん。

私たちの隣のテーブルには木根さんを含めた役者さんたちが座っていて、スピーチや余興で呼ばれると壇上に上がって、終わったらまた戻ってきたり。乾杯の時にはこちらのテーブルにも挨拶に来てくれて、こちらも「本日はおめでとうございます」なんて言いながらグラスを合わせたりしました。なので、お芝居を見てるというよりは披露宴に出席したような気分。

スピーチが脱線したり、余興がスベりまくったり、サプライズがあったりと披露宴あるあるを織り交ぜながら、高砂で思いをぶつけ合ううちに少しずつ気持ちに変化が表れる2人。最後は、「ジャンケンをしてどちらかが勝てば離婚、あいこになったら離婚は考え直そう」というところで、結果はわからないまま幕が下りました。

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