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Angel Heart主題歌における考察

2015-10-12
ドラマ版「エンジェル・ハート」の宣材写真を見て、ハッとした。

「これ、まさに『AI』の世界観なのでは…?」

「U_WAVE 3」に収録されている「AI」の歌詞は、大切な人をある日突然亡くして、今も空虚な気持ちのまま生き続けている哀しさと孤独を歌っている。ウツが歌う世界観にしては少し異質。そのサビにある描写がドラマの宣材写真とそっくりなのだ。

哀しみの向こうに移る愛しさの色
鏡の世界にほら 触れた指先のtruth

鏡の外側にいるのは香瑩、鏡の向こうにいる香と指先でつながっている。

もちろん事務所側からもドラマ側からも公式なアナウンスは何もないけど、このビジュアルイメージを元にして主題歌になる想定で「AI」が作られたものの、コンペで落ちてしまったのではないかと個人的に勝手に解釈している。もし主題歌に採用されていたら、シングルカットされていたかもしれないし、それを念頭に置いたアルバムリリースだった可能性も高い。

ドラマは2015年10月11日から放送開始、「U_WAVE3」のリリースは2015年9月26日。リリースのタイミングはドラマの放送開始のタイミングとも合致する。

そして、アルバムのクレジットを見ると、[M5]=AIだけ外部からのミュージシャンが複数参加してくれている。Vn=バイオリン、Va=ヴィオラ、Vc=チェロと豪華な編成で、ミキシングもM5はバンマス土橋ではなく、外部のエンジニアが担当している。明らかにM5だけ力の入れようがずいぶん違うのだ。

ちなみに、ドラマの音楽監督はフラッシュ金子さん。

公式に出ている情報では、楽曲のオファーは西内まりやさんに対して行われ、西内さんが書き下ろした数曲の中から北条司さん自らが選定した、という記述がwikiとORICONの記事に残っている。なので、「話はあったけれども、オファーに至らなかった or コンペに参加すること自体が叶わなかった」可能性も残される。なぜ、当時それほど売れていたわけではない西内まりやさんにオファーが行ったのかという点に関しては、所属事務所ライジングが安室奈美恵さん独立後の穴を埋めるべく「第2の安室」として西内さんをゴリ押しした結果、という記事もあり、政治力を持たない零細事務所エムトレスでは到底付け入る隙がなかったはずだ。

西内まりや「ゴリ押し」戦略が空回り…“第二の安室”化計画に批判殺到
https://dailynewsonline.jp/article/1023694/

西内まりや、『エンジェル・ハート』主題歌に重圧も 原作者・北条司が選定
https://www.oricon.co.jp/news/2061433/full/

―――

ここで、アニメ版の主題歌はどうだったのかを少しおさらいしておくと、アニメ版「エンジェル・ハート」は結果的に全50回の放送のうち第13話・第20話・第23話の3話分だけU_WAVEのDaydream Tripperがエンディングテーマに採用されている。プロデューサーもシティハンター当時の諏訪道彦さんが担当されていたので、Get Wildへの思い入れが強い諏訪さんにファンも期待していたのに、初回放送日の3日前の「週刊バンチ」で告知されるまで主題歌・エンディングテーマが発表されなかったのでヤキモキさせられた。で、発表の結果、落選だったのでガッカリしたワタシの書き込みがこちら。

2005年10月01日
アニメ版angel heart主題歌
今週の週刊バンチ読みました~。オープニングはSowelu
エンディングはScoop On Somebodyだそうで。放送3日前ですよ。
・・・ずいぶん引っぱられました・・・orz

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後記。
「AI」の世界観が「エンジェル・ハート」の宣材写真と似ている話は2015年当時にSNSで書いたものですが、本記事の大半は追記しました。

ドラマ版「エンジェル・ハート」は公式サイトも健在で、ドラマ版もアニメ版もHuluで視聴可能です(2021年7月現在)。
https://www.ntv.co.jp/angelheart/index.html

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