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「ゴヤの名画と優しい泥棒」観ました

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始まって3分で「この映画、当たりでは?😁」と思わせてくれる冒頭の裁判シーン。

傍聴してる人たちがクスクスしてるならまだしも、裁判官が裁判中にニヤニヤすることなんて本当にあるんかね。映画だからそういう演出にした可能性はあるけど、実話がベースなのであながち嘘ではなさそう。

あらすじ


舞台は1961年のイギリス。
ロンドンのナショナル・ギャラリーからゴヤの名画「ウェリントン伯爵」が盗まれた。マスコミは国際的な窃盗団による犯行だと報道したが、実は自宅のタンスに絵を隠し持っていたのは郊外に住むケンプトンおじいちゃん。日頃から、公共放送BBCの受信料を高齢者には免除してほしいと訴える活動を行っていたおじいちゃんは、絵の返還と引き換えに多額の身代金を要求し、そのお金でたくさんの人の受信料を肩代わりしようとする。

…はずが、いろいろとうまくいかなくなってしまい、家族を巻き込んでのドタバタになってしまうハートフルなコメディー。実話が元になっている。

監督は「ノッティングヒルの恋人」などでも知られるロジャー・ミッシェル監督だが、公開前の2021年9月に亡くなっており、この作品が遺作に。

愛すべきダメダメおじいちゃん

怪盗というと、綿密な計画を立てて鮮やかに実行するスマートな切れ者というのが定石だが、ケンプトンおじいちゃんは頭を抱えたくなるようなダメダメっぷり。正義感が強くて、言ってることは正しいのにやってることが抜けていて、裏目裏目に出ちゃうから仕事も続かないし、あちこちから怒られてばかり。世の中を正す前に、自分のことをしっかりしようね。約束は守ろうね。マスコミに送る手紙はもうちょっと丁寧に書こうね。とか、ツッコミどころが多いおじいちゃんだけれど、ほっとけなくて見守ってくれる人たちや家族の愛で騒動は決着する。
   ↓でも、この公式予告の”感動の実話”は言い過ぎかな。笑えるけど。


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