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「ドライブ・マイ・カー」観ました

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2021-09-11
西島さん見たさに楽しみにしていた半面、約3時間という長さと村上春樹原作というところが少し不安だった映画。

1つめの不安は、大丈夫だった。
確かに長かったけれども、最初から終わりまで張り詰めた緊迫感が一貫して続いているので、中だるみするようなところがなかった。小さな謎、大きな謎、この人は一体何者?どうなるの?…と気がかりなことが散りばめられているので、見届けなければならなかった。

映画は、わかりやすくて単純に楽しい映画がどちらかというと好きだ。ストーリーが難解だったり、見終わった後に「あのエンディングは一体どういう意味だったんだろう?」的なスッキリしない映画は苦手。村上春樹にはそういうイメージがある。ついていけるだろうか?

2つめの不安は的中。

やはりこの作品を受け止めるだけの教養が私には足りなかった。「ゴドーを待ちながら」も「ワーニャ叔父さん」も未履修、多言語と手話を使う役者が一緒になって演じる劇中劇の設定も難解。劇中劇の稽古風景も、家福の演出意図ややろうとしていることや伝えようとしていることが全然わからない。延々と続く読み合わせ、できる限り感情を込めずに棒読みで???

ラストシーンの含みも、上演からラストシーンまでに何が起こったのかを私は知りたい。

でも、役者さんの演技はみんなすごかった。それはわかる。
終盤の上演シーン、音響ナシで押し切った手話の迫力は圧倒的で、息をするのを忘れて見入った。あと、岡田将生くんはキレイな顔をした役者さんだとは思っていたけど、あんなに存在感がある演技をする人だとは思わなかった。

最後に、どうでもいいこと。
家福が住んでたマンションって「きのう何食べた?」で小日向さんとジルベールが、「おじさんはカワイイものがお好き」で小路さんが住んでたマンションと同じ気がする。階段がオシャレで目に付きやすい。

公式サイト
https://dmc.bitters.co.jp/

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